女優ののんさん。
元々能年玲奈の名前で活動していましたが、現在は「のん」の名前で活動しています。
「能年玲奈」という名前は本名なんだそうですが、なぜ本名で活動できなくなったのでしょうか?
詳しく調べてみました。
能年玲奈はなぜ本名が使えない?
能年玲奈さんが本名が使えない理由は、前に所属していた事務所が「能年玲奈」の名前で芸能活動することを禁止しているからなんだそうです。
前の事務所はレプロエンタテインメントですが、レプロエンタテインメントは「能年玲奈」の名前を商標登録していたそうです。
商標登録がされると、商標登録出願をした人に商標権が付与されます。
商標権は、登録された商標を予め指定した商品・サービス(指定商品・指定役務といいます)について独占的に使用することができる権利です。
レプロエンタテインメントは「能年玲奈」という名前を使った商品・サービスを独占的に使用できます。
つまり能年玲奈さんは本名であるにも関わらず、芸能活動をする上で「能年玲奈」の名前はレプロエンタテインメントに権利があるということですね。
能年玲奈さんが芸能界に入る際にサインした契約書には、「退社後、レプロエンタテインメントの許可なしには能年玲奈という芸名は使えない」という内容がありました。
そこで、本名であるにもかかわらず能年玲奈さんはは、「のん」に自主的に改名したそうです。
レプロエンタテインメントと芸名についての交渉の話し合いをすれば、今後も「能年玲奈」の名前を使用できる可能性はあったと言われています。
しかし事務所移籍についてレプロエンタテインメントと揉めていたため、交渉を避けて改名に至ったといわれているようです。
能年玲奈が個人事務所設立の理由
能年玲奈さんが個人事務所を設立した理由は事務所の待遇が良くなかったからだと言われています。
具体的には
- 『あまちゃん』に出演しているときでさえ給料が5万円だった
- 事務所の話し合いの際に高圧的な態度だった
と報道されています。
また、能年玲奈さんはレプロエンタテインメントに所属していた2015年1月に長年演技指導をしていた人物と個人事務所を設立しています。
レプロエンタテインメントとの契約が残っているにも関わらず、個人事務所設立に至ったため騒動となりました。
結局、レプロエンタテインメントと契約を更新せずそのまま退所したようです。
能年玲奈が本名を今後使える可能性はある?
能年玲奈さんが今後芸能活動で本名を使える可能性はあるのでしょうか?
能年玲奈さんはレプロエンタテインメント退所時に話し合いを避けていたため、交渉すれば可能性はありそうです。
また同様のケースで歌手の愛内里菜さんが事務所退所後、芸名を使えなくなっていました。
しかし2022年12月8日に訴訟で愛内里菜さんが元事務所に勝訴しています。
契約の別条項は、パブリシティー権は「何らの制限なく原始的に事務所に帰属する」としていたが、判決は「合理的な範囲を超えて愛内さんの利益を制約し、公序良俗に反する」として「無効」と判断。パブリシティー権は愛内さんに帰属するとした。
そのうえで、芸名の無承諾使用を禁じた条項についても「事務所が育成のために投じた資本を回収するなどの狙いがあったとしても、何の代償措置もないまま、無期限に芸名使用を認めるかの権限を(事務所に)持たせることまでを正当化するものにはならない」と指摘。「社会的相当性を欠く」として、この条項も無効だと判断した。
「愛内里菜」という名前は芸名ですが、それでも裁判で認められたので、本名である能年玲奈さんも、芸名として使える可能性は十分に考えられますよね。
能年玲奈さんが芸名のことで交渉するか裁判を起こせば、「のん」ではなく、「能年玲奈」として活動出来るかもしれませんね。
まとめ
能年玲奈さんが本名を使えない理由や、今後使える可能性はあるのか調査してみました。
能年玲奈さんはレプロエンタテインメント退所時に交渉しなかったため、「のん」に名前を変えていたようです。
今後交渉するか、裁判を起こせばまた能年玲奈として活動出来るかもしれませんね。
最後までお読み頂きありがとうございました!