安倍晋三元総理の国葬が2022年9月27日に日本武道館で行うことが決定しました。
歴代再長期間、首相を務めたことや、内政・外交で大きな功績を上げたことが評価され、国葬が決定されました。
しかし、一部では反対意見があるようなのです。
安倍晋三元総理の国葬が反対されている理由をまとめました!
国葬に反対意見がある
安倍晋三元総理の国葬に反対の意見があるようです。
1時間半で41人アンケートですが
反対37人(90%)賛成4人(10%)#国葬反対 pic.twitter.com/EayAwM3Eyc— ojo (@TAKASE66468269) August 7, 2022
#国葬反対 に参加してきました
国葬反対と読めるようにビラを出しておいた方が受け取りがよい‼️ pic.twitter.com/73c6ufYKV1— ももんがBR#国葬反対 (@megden_tokyo) August 1, 2022
反対のデモも行われたようです。
議員会館前抗議行動2日目❗️
雨の中100人近い人が集まりました✨#国葬反対#国葬させない pic.twitter.com/fLqLDavFot— ふぇみん (@femin1946) August 4, 2022
2022年8月8日にJNNが発表したアンケートでは賛成が24%に対し、反対が45%になっています。
一体なぜ国葬に反対する人がいるのでしょうか?
国葬に反対の5つの理由を分かりやすく解説
安倍晋三元総理の国葬に反対の理由は5つ
- 費用が全額国費だから
- 安倍晋三元総理に対する評価
- コロナ感染拡大が心配だから
- 国葬にする基準が曖昧だから
- 国民に説明不足だから
順番に見ていきましょう!
①費用が全額国費だから
国葬は全額国費で支払うことになります。
国費=税金なので、国民の生活が苦しい時期に税金が使われるため反対意見があがっているようです。
国葬は皇族の時だけでいいだろ。総理大臣程度で国葬すんのは税金の無駄すぎる
— Shun (@shun_sleepy) August 8, 2022
予想では総額37億円になるとも言われているようです。
大まかな内訳は
- 会場野飾り付け・設営 1億3600万円
- 武道館の会場費 1200万円
- 警備費 35億円
- 献花 700万円
と、全部で約37億円と予想されています。
警備費は各国要人が来るので、ここまで高額が予想されているようです。
全て税金から出すとなると、増税や値上げで苦しい国民からすると反対意見が出るのも仕方ないのかもしれませんね。
②安倍晋三元総理に対する評価
安倍晋三元総理は総理大臣時代に、森友学園・加計学園や桜を見る会で問題になることがありました。
また、銃撃事件のきっかけとなった旧統一教会と関係していた疑惑もあり、反対される原因になっているようです。
こんな疑惑だらけのダークグレー政治家を「国民の税金で国葬」なんてあり得ない。
そもそも首相時代の安倍氏と統一教会の繋がりという重要な案件も、全然解明されていない。
「国葬に向けたゴリ押し」は、その疑惑解明の作業を妨害阻止するための「政治工作」の効果を持つ。https://t.co/k5LW4zeHfN pic.twitter.com/jUbm9sePLx
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) August 6, 2022
国葬とは国家に功労のあった人物に対して行われるものですが、疑惑があるままでは国葬に賛成出来ないという意見があるようです。
③コロナ感染拡大が心配だから
安倍晋三元総理が銃撃され亡くなったあと、世界各国から1700件もの弔意が寄せられました。
海外での安倍晋三元総理の評価が高かったことが伺えますね。
そのため国葬となると、世界各国から多くの要人が来ると考えられます。
会場となる日本武道館は1万4千人が収容できますが、多くの外国人が来日することで、新型コロナの感染拡大を心配する声もあるようです。
最近は大雨の災害があったり、コロナ感染者も爆発的に増えたりで、ふと気になるのは安倍さんの国葬大丈夫なのか、って事…。感染爆発してる中、海外から参列者招くの?。参列者の国内での感染も(式とか密になりそうだし)、逆に持込(どうせ多分入国時待機は特例になるんでしょ?)も心配だなぁ…
— けものびと (@jyu_jin) August 8, 2022
新型コロナウイルスも変異していますし、海外から人が来ると変異株が入ってくるリスクがありますよね。
感染拡大を心配し、反対している人もいるようです。
④国葬にする基準が曖昧だから
内閣総理大臣経験者や有力政治家の葬儀は、内閣、所属政党、所属議院、遺族のいずれかの組み合わせによる合同葬として行うことが多いそうです。
合同葬は所属政党などと内閣が費用を負担するようで、全額国費ではありません。
しかし今回は国葬という形に決まりました。
何をもって国葬にするのか、その基準は決まっていないようです。
国葬は国の儀式であり、個人のさじ加減で決めるものではありませんよね。
基準が不明なままで国葬が決定されたので、反対されているようです。
歴代内閣総理大臣で国葬だった人は5人
歴代の内閣総理大臣で国葬だった人は
- 伊藤博文
- 山縣有朋
- 松方正義
- 西園寺公望
- 吉田茂
の5人です。
戦後、国葬を行った総理大臣は吉田茂氏のみ。
このときも政府が決定し、国会で議決されることはありませんでした。
吉田茂氏は戦後の復興を進めた功績を称え、国葬となったようですが、議決なしで政府が決定したということで、安倍晋三元総理の時と同様、明確な基準はなかったようです。
⑤国民に説明不足だから
国葬を決定するにあたり、国民へのはっきりとした説明はなされていません。
安倍晋三元総理の国葬に関して、国会で審議されず、岸田文雄首相が決断した形となりました。
国民が選んだ国会議員の審議がない上に、説明もないとなると、批判の声が上がるのも仕方ないですよね。
国会での説明については「さまざまな機会を捉えてしっかり説明を続けていく」と述べてはいますが、具体的にいつとは言っておらず、このまま曖昧な状態なのかもしれません。
まとめ
安倍晋三元総理の国葬に反対の理由は
- 費用が全額国費だから
- 安倍晋三元総理に対する評価
- コロナ感染拡大が心配だから
- 国葬にする基準が曖昧だから
- 国民に説明不足だから
の5つでした。
国民の生活が苦しい時期に、多額の税金を投入することに対する批判が一番多かったです。
また明確な基準がないのも、きっちりした人が多い日本人的には批判されやすいのかもしれません。
最後までお読み頂きありがとうございました!