演技派俳優の香川照之さん。
俳優業の他に歌舞伎役者として活躍したり、昆虫好きで詳しかったりと色々な一面を持っています。
そんな香川照之さんですが、生い立ちが壮絶だったようです。
香川照之さんの生い立ちについてまとめてみました！
香川照之の生い立ちが壮絶！
香川照之さんの生い立ちについてまとめてみました。
誕生～両親の離婚
香川照之さんは1965年12月7日に東京都で誕生しました。
父親は2代目市川猿翁さん、母親は元宝塚女優の浜木綿子さんです。
香川照之さんが1歳のとき、市川猿翁さんは家を出て、藤間紫さんと同棲生活を始めてしまいます。
２代目市川猿翁藤間紫さんは市川猿翁さんの初恋の相手だったようで、当時既婚だった藤間紫さんと駆け落ち同然の生活を初めてしまったそうです。
結局、香川照之さんが３歳のときに両親は離婚し、香川照之さんと市川猿翁さんは断絶状態になりました。
離婚後～学生時代
両親の離婚後、香川照之さんは浜木綿子さんに引き取られ、母子家庭で育ちます。
教育熱心だった浜木綿子さんが勉強を教え、7歳のときに暁星学園初等部に入学。
暁星学園はいわゆる”おぼっちゃま校”で頭も良く、比較的裕福な家庭の子が通う学校です。
香川照之さんは小学校～高校まで暁星学園に通っていました。
暁星学園はフランス系カトリックの学園で幼稚園からフランス語を学ぶそうです。
香川照之さんは部活には入らず猛勉強をしていたそうで、その甲斐あってか成績優秀でフランス語は原書で読んでいたという話もあります。
その後、香川照之さんは現役で東京大学文科三類に進学しています。
大学時代
東京大学進学をした香川照之さんは、大学時代も勉強に励んでいたそうです。
卒業時は東京大学文学部社会心理学科を首席で卒業するほどでした。
香川照之さんが努力家なことが分かりますよね。
ちなみに、同期には林修さんがいたそうです。
大学卒業後
香川照之さんは大学卒業後に母親の反対を押し切り、俳優デビューをします。
26歳のときに思い立って父・市川猿翁さんに会いに行ったそうですが
私はあなたのお母さんと別れた時から、自らの分野と価値を確立していく確固たる生き方を具現させました。すなわち私が家庭と訣別した瞬間から、私は蘇生したのです。
だから、今の私とあなたとは何の関わりもない。あなたは息子ではありません。したがって私はあなたの父でもない。
あなたとは今後、二度と会うことはありません。
と心無い言葉をかけられ、拒絶されたそうです。
父親にそんなことを言われた香川照之さんはショックだったと思います・・・。
父親との和解
市川猿翁さんに拒絶されてしまった香川照之さんですが、その後も何度も父親の舞台を観覧したそうです。
また楽屋にも数回訪ねていましたが、なかなか会ってくれなかったそうです。
そんな香川照之さんを見ていた後妻の藤間紫さんが、２人の間を取り持ってくれたそうです。
離婚してから一度も会ったことがない息子を拒否する市川猿翁さんに対し
たった一人の息子じゃないの。ちゃんと会って話を聞いてあげなさい
とアドバイスしたそうです。
藤間紫さんそれがきっかけで市川猿翁さんは香川照之さんに会うことを決め、和解に至ったのでした。
その後、香川照之さんは息子の政明くんと歌舞伎界入りを果たし、2011年に9代目市川中車を、政明くんは5代目市川團子を襲名しました。
香川照之さんは「猿之助の名前は140年続く。政明という長男がいて、この船に乗らないわけにはいかない」と語っています。
妻との離婚
40代で歌舞伎界入りをした香川照之さんでしたが、妻の知子さんは苦労が耐えなかったそうです。
元々歌舞伎界入りを反対していた知子さんですが、急に梨園の妻となったことでストレスが多かったそうです。
具体的には
- 市川猿翁さんとの同居
- 政明くんが舞台中に学校を早退させなければならないため、学校と軋轢が生まれた
- 政明くんの稽古の送迎
- 父子の歌舞伎デビュー後は両親とも政明くん中心の生活になり、長女が精神的に不安定になった
これらのことが重なり、知子さんの披露はピークに。
その結果、2016年に香川照之さんと知子さんは離婚となってしまったのでした。
香川照之さんも歌舞伎と俳優と家庭の間で大変だったと思いますが、離婚になってしまったようです。
まとめ
香川照之さんの生い立ちについてまとめました。
幼少期から父との和解まで壮絶でしたね。
和解後も、歌舞伎という特殊な世界に飛び込んだため、家族の負担は大きかったようです。
香川照之さんも俳優業と歌舞伎業の両立で大変だったことでしょうね。
最後までお読み頂きありがとうございました！
