白井健三の引退理由は怪我？足首と肩の怪我でメンタルも落ちていた？

体操の白井健三選手が2021年6月16日に引退を発表しました。

白井健三選手は現在24歳。

若くしての引退に惜しむ声が多く聞かれます。

白井健三選手の引退理由は怪我ではないかと言われています。

そこで引退理由や怪我の内容について調べてみました！

白井健三が現役引退

体操・白井健三が引退　両親に言い出せなかった「最後」 https://t.co/97STsh2AEy

— 東京オリンピック・パラリンピックニュース (@asahi_olympics) June 16, 2021

わたくし白井健三は先日の全日本種目別選手権をもちまして現役を引退しましたことをここに発表させて頂きます。スッキリしている。選手としての未練はひとつもない。

引用；Yahooニュース

自分の中でやりきれた達成感が大きい。

五輪というのが邪魔していてもがいていた時期もあった。『五輪に行くことが絶対』と考えないようになってから気持ちが楽になり、いい演技ができた。それ以外で感じる幸せがあると考えたら、いい演技が出せるようになった　　　　　　　　引用：Yahooニュース

白井健三選手は2013年には日本最年少の17歳1か月で世界選手権の床運動で優勝しました。

床運動、跳馬で自分の名前が付く技を計6つも残し、「ひねり王子」の愛称親しまれましたね。

2016年リオ五輪での団体で金メダルをとったときは日本勢史上最年少の19歳11か月でした。

日本体操界の数々の記録を塗り替えてきた白井健三選手。

まだまだこれからと思っていた人も多いのではないでしょうか？

今後は指導者の道に進むようですね。

しかし、24歳という若さで突然の引退発表に驚きです。

白井健三の引退理由は？

白井健三選手の引退理由は度重なる怪我影響が大きいのではと言われています。

左足首の負傷

2019年2月中旬に練習中の着地の際に左足首を痛め、3月上旬の試合を棄権していました。

その１週間後に痛めた箇所に近い所を再び痛めていたそうです。

怪我のため走れないほどだったんだとか。

そのせいで2019年4月の全日本選手権は最下位の30位でした。

そのとき白井健三選手がジュニア時代のコーチから「いま、何がしたい？」と聞かれた際に、「いま一番したいことは、体操をやめることです」と言っていたそうです。

それほど追い込まれていたのでしょうね。

１度怪我をすると調子が狂ってしまい、思うように出来ないことが辛かったのでしょう。

左肩の負傷

2019年8月、今度は左肩を亜脱臼してしまいます。

左肩の亜脱臼は合宿中、鉄棒で落ちて違和感を覚えたあとも練習を続けたことが原因だったそうです。

なぜ無理をして練習を続けたのでしょうか？

白井健三選手は東京五輪まで練習環境を変えないために、日本体育大学卒業後、同大学院に進学しました。

しかし、「今この練習をしたら後輩の邪魔にならないかな」「後回しにしよう」と後輩たちを気遣ってしまい、思うように練習ができなくなっていたそうです。

畠田好章監督から「遠慮しなくていい。自分次第だよ」と言われたそうですが、変われなかったそうです。

日本のトップ選手が集まる強化合宿があると、「日体大で思うように練習できない分、今やらなきゃ」と無理をし、その結果左肩を怪我してしまいました。

コロナ禍

2020年はコロナ禍で調子の波が大きかったそうです。

緊急事態宣言などで大学の施設が使えない間は実家に戻り、約3カ月間、両親が経営する体操クラブで基礎からトレーニングに励みました。

高校生に混じって汗を流す中、後輩が練習に取り組む姿勢を見て刺激を受けたそうです。

ネガティブになることも多かったようですが、2020年7月のインタビューで、

「心の状態がすごくいい。狂った歯車、絡んだ糸はすごくきれいに修正できた。ギアを上げる準備がうまくできた」と語っていました。

2021年は「楽しむ」ことを目標に掲げ、「この目標は五輪に対してではなくて、今年の体操競技に対しての目標」としていました。

五輪選考会では、個人総合で争う４月の全日本選手権は３０人中２８位。

６月の全日本種目別では床運動の決勝で１５・１３３点の２位。

日本協会の定める選考基準をクリア出来ず、２大会連続の五輪出場を逃したましたが、白井健三選手の表情は晴れやかだったそうです。

「自分の中でやりきれた達成感が大きい。五輪というのが邪魔していてもがいていた時期もあった。

『五輪に行くことが絶対』と考えないようになってから気持ちが楽になり、いい演技ができた。それ以外で感じる幸せがあると考えたら、いい演技が出せるようになった」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　引用：スポニチ

コロナ禍で環境が変わり、色々思うことがあったんでしょうね。

「五輪に行く」という考えを捨てて、プレッシャーから開放されたのかもしれません。

その結果、”もうやりきった”という気持ちになり、「引退」という結論になったのでしょうか。